クラブ図鑑 / イタリア・セリエA

フィオレンティーナACF Fiorentina · 1926

ルネサンスの都フィレンツェのクラブ。街の紋章ジリオ(百合)と紫(ヴィオラ)をまとい、アルノ川のほとりで美しさと誇りを歌います。

イタリア中部・トスカーナ州の州都フィレンツェを本拠とするクラブです。花の都と呼ばれる芸術の街で、人々は紫のヴィオラに深い愛着を注ぎ、街の紋章であるジリオ(百合)を胸に、勝敗を超えた誇りとともにチームを支えています。

01 本拠地

スタディオ・アルテミオ・フランキ — 響くクルヴァ・フィエゾレ

建築家ピエル・ルイジ・ネルヴィが手がけた、らせん階段や片持ち屋根で知られる歴史的なスタジアムです。ゴール裏のクルヴァ・フィエゾレは熱心なサポーターの拠点で、キックオフ前に街の讃歌が響きわたると、スタンド全体が紫のうねりとなります。近年は大規模な改修計画も進められています。

クルヴァ・フィエゾレ — キックオフ前に揺れる、紫のスタンド。
02 街とのつながり

ルネサンスの都、ドゥオーモを望む街

フィレンツェは、ルネサンス文化が花開いた芸術の都。街の中心には、ブルネレスキが架けた大聖堂ドゥオーモの巨大なクーポラ(円蓋)がそびえ、ジョットの鐘楼と並んで街並みを見下ろします。石畳とアルノ川、名画と彫刻に囲まれたこの土地の誇りが、そのままクラブの気品ある佇まいへと重なっています。

ドゥオーモのクーポラ — ルネサンスの都を見下ろす、街の背骨。
03 象徴

ジリオ — 胸に縫いつけた百合

クラブの胸に輝くのは、フィレンツェの街を象徴するジリオ(赤い百合の紋章)。中世からこの街のシンボルとして受け継がれてきた意匠で、サポーターにとっては単なるエンブレムではなく、生まれ育った土地そのものを表す誇りの印です。「胸に百合を縫いつけて」——応援歌にも歌われる、街とクラブを結ぶ結び目です。

ジリオの紋章 — 街の印を、紫の胸に。
04 カラーとスタイル

ヴィオラ — 紫をまとう唯一の存在

紫(ヴィオラ)のユニフォームから、クラブもサポーターも「ヴィオラ」と呼ばれます。イタリアでこの色を主色とするビッグクラブは珍しく、街の個性そのもの。攻撃的で見て楽しいサッカーを志向する伝統があり、コッパ・イタリアをはじめとするタイトルや、数々の名選手の記憶とともに、独特の華やぎをまとうクラブです。

ヴィオラと百合 — 紫の胸に、金で縁どられたジリオ。
創設
1926年
本拠地
フィレンツェ(トスカーナ州)
スタジアム
アルテミオ・フランキ(クルヴァ・フィエゾレ)
愛称
La Viola/I Gigliati(ヴィオラ/百合の軍団)
カラー
ヴィオラ(紫)

掲載内容は広く知られた事実に基づいて構成しています。イラストはすべてオリジナルの描き起こしで、各クラブのカラーと土地柄をモチーフにしています。動画は権利元の公式・関連チャンネルのものを埋め込みプレイヤーで再生します。

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